画家目線

キュビズムとは?その特徴と作品を分かりやすく解説します。

キュビズムってナニ?! その特徴とは?
画家と作品をわかりやすく解説

こんにちは画家の籏山隆志です。

トーマス・マックナイトが好きでポップでマンガチックな作品を描いてます。

美術史の中で古典的な技法、前衛的な表現と、いろーんな活動が生まれて来ました。

例えば、ロマン主義フォービズムダダイズムシュルレアリスムなどです。


今回は、難解でよく分からん!と言われるキュビズムです。

「美術活動の解説って、専門用語やら小難しい言葉が多くて分っかりにくいんだよね」

なーんて言ってるそこのあなた、
そこんトコロを出っ来るだけ分かりやすーく解説して行きますんで
どうぞ最後までお付き合いして下さい。

キュビズムとは?
後世に絶大な影響を与えた運動!

20世紀の始めモノをリアルに描いて表現する絵画は写真の登場によって必要性感じられなくなり、その当時の画家さんの達はモノをリアルに描くと言う古典的な絵を描かなくなりました。

つまり、

「それって、絵じゃなくても写真で良くね?!」

みたいな感じですかね。^^;

そんな中で、
「もっと自分自身が感じるままに描こうじゃないか!」
という考えから印象派、ポスト印象派が生まれ、

「色だって見たままじゃなくていいじゃない?!」
フォービズムで、これが色の革命って言われてます。

「んじゃ、形も見たままじゃなくて良かろ?!」
キュビズムで、形の革命と言われます。

「そんじゃ、そんじゃ、実際に存在するモノを描かなくてもいーじゃんか!」
ってのがシュルレアリスムです。(どえりゃー大ざっぱですが)

キュビズムってのは、ある対象物(モデルさんなり、静物、風景)をアッチからコッチから色ーんな方向から見て、パーツ化しそれらを同じキャンバス上に再構築してその対象物を再び1つの絵にしたものです。

「何が描いてあるんだかサッパリ分からん!」
とか、
「なんじゃこりゃ!?何でこんなんなるん?!」

なんて言葉をよく聞きますが、写実的に描かれた絵ってそれだけ見ると立体的に見えますが、ポップ・アートと同じく二次元で表現されたもであることには変わりません。↓

上の絵は非常にリアルではあるけどモデルになった人々や静物などの向う側や裏側まではどうなってるのかは分かりません。

そんな中でキュビズムってのは、例えば人物のモデルさんであれば正面、背面、真上、真下等からこんな風に見えるであろうで言うところの三面図です。

言うなれば抽象的な具象画?具象画的な抽象画?とでも言うんでしょうか?!
最も理論にもとずいた表現方法なんですね。

では次の章でキュビズムに参加していた主な画家さんを紹介していきます。

キュビズムとは?
どんな画家が参加してた? 

パブロ・ピカソ



誰が何と言っても最もよく知られた20世紀最大の芸術家です。

ピカソって名前は知ってても、作品の名前まで知ってる人はかなりのピカソ通ですね。
ピカソの作品の中で、最も知名度が高いのが「ゲルニカ」です。

「ああ、あの馬が吠えてるやつね」
「人間がバラバラになってる絵でしょ」

なんて返事が返って来ます。
チョー有名な絵ですが、美術館ではあんまり良いとこに飾ってありません。

1つの様式にこだわりが無かったピカソは、いろーんな作風の作品をこの世に残してます。

ジョルジュ・ブラック

ピカソと共にキュビズムの活動に関与したのに、表舞台に立ち華々しく華麗なピカソと違ってブラックって今現在もえらく地味な扱いを受けてます。

何だかピカソの脇役みたいに扱われてますが一番最初にキュビズムを始めたのはこのジョルジュ・ブラックその人です。

当のピカソは、親友で前衛的な詩人のマックス・ジャコブ(ブラックの知人でもある人物)に、

「ある夜、出会ったジョルジュ(ブラック)を俺の弟子にしたんだ。
けどキュビズムの最初の作品を発表したのはジョルジュなんだな~!」

「ええーっ!何でそんなんなるん???」

「フッフッフッ!その理由について詳しく述べる気はないフッフッフッ!」

ってな感じで、ガッツリ認めてスッゴイ意味深な発言を残してます。

ブラックが描いた「レスタックの家々」を見たアンリ・マティスが、

「キューブの様な家だ」

と評したことからキュビズムと呼ばれるようになりました。

フォービズムも悪口、皮肉めいた言い方が定着してしまったんですが、
マティスの皮肉だったかどうかは知りませんがその時の言葉がそのまんま呼び名として定着してしまったんですね。

ファン・グリス

グリスの絵は強烈な斜めの光に照らされた瓶とかグラス又は人物を、
単純な幾何学的な形態、つまり自然の力では絶対に作る事ができない人工的なモノ(正三角形とか円とか球)に分解してのち垂直、水平、対角線から成る画面の構成へと組み立て直した絵です。

グリスキュビズムの特徴は、エンジニアの教育を受けた彼の科学的な理性、知性を最優先とする作画態度から生まれてきたものなんですね。

それでは今回のまとめとして、

まとめ

キュビズムとは?

1つのモノを固定した1視点から描くんじゃなくて、別々の角度から見たイメージを1つのキャンバス上に合成した。

「オレは、こう見る!こう見える!」

とでも言うのかな?

キュビズムは誕生してほんの数年で、西洋美術の中で遠近法などの決め事を根底からひっくり返し、
今日までの美術活動に非常に大きな影響を与えた運動です。

難解ではあるけどが、根っこの部分の考え方が分かると少しは何が描いてあるか?もしくはどんな思いで描いてあるか分かるかも?

いかがでしたか、ピカソ、ブラックら数名の芸術家で始まった芸術活動キュビズム。

今なお様々な芸術、美術作品に影響を与え続けてる活動で有ることは誰にも否定できません。

この記事を読んでくれたあなたが、

「なんかよー分からんかったけど、少し分かった」

って言って頂ければ喜びです。

最後までお付き合いして頂きありがとうございました。

では、また別の所でお会いしましょう。